解体工事現場で産廃424キロ不法投棄疑い トルコ国籍の解体工事会社元代表ら逮捕

解体工事現場で出た産業廃棄物を不法投棄したとして、警視庁生活環境課は廃棄物処理法違反の疑いで、いずれもトルコ国籍で、解体工事会社「商人」(さいたま市)元代表のアキン・ムスタファ容疑者(26)=さいたま市岩槻区上野=とアルバイトの男(18)=住所不詳=を逮捕した。2人は「知らない間に誰かが捨てたのだと思う」などと容疑を否認している。 生活環境課によると、アキン容疑者らは他の解体工事会社から委託を受け、東京都足立区東保木間で一軒家を解体。その際に出た廃棄物を、敷地内に深さ最大約1・5メートルの穴を堀って捨てたという。2月に情報提供があり発覚した。正規の処理費用をかけずに処分しようとしたとみている。 逮捕容疑は昨年11月、廃プラスチック類、ガラスくずなどの混合廃棄物計約424キロを不法投棄したとしている。 同課はこの一軒家の工事を巡り、産業廃棄物の処理を無許可で受託、委託したとして、渋谷区や大田区内の2つの解体工事会社の代表らも同法違反容疑で書類送検した。

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