仙台市中心部で客引き行為を繰り返したグループによる県迷惑防止条例違反事件を受け、県警や市、住民団体は17日、青葉区の国分町、一番町の両地区で、悪質な客引きの一掃を訴えるパレードを行った。 町内会や防犯協会でつくる国分町地区安全安心街づくり推進協議会のメンバー、県警と市の関係者約60人が参加。「迷惑な客引きはやめよう」と書かれた横断幕を掲げ、「客引きは許さない」とアピールした。 県警生活安全企画課の土屋忠洋課長は「国分町の環境改善には官民の連携が必要だ」と強調。街づくり推進協の田村忠嗣副会長は「家族で飲食を楽しめる国分町を目指そう」と話した。 県警は今月、客引きグループ計9人を県迷惑防止条例違反の疑いで逮捕した。匿名・流動型犯罪グループとみられ、国分町で組織的に客引き行為を繰り返していた疑いが持たれている。