ロンドン、イギリス、10月24日 (AP) ― 英国のテロ対策警察は10月23日、ロシアのスパイ容疑で男性3人を逮捕した。 ロンドン警視庁によると、44歳、45歳、48歳の3人は「外国情報機関への協力の疑い」で国家保安法に基づき、ロンドン市内数か所で拘束された。警察は対象国がロシアだと述べた。 警視庁は捜査に関連し、ロンドン市内の複数の物件を捜索中だと発表した。 英国当局は、ロシアが英国に対して、ますます大胆なスパイ活動、妨害工作、サイバー干渉を行っていると主張。 テロ対策警察活動の責任者は、「外国の諜報機関の『代理人』と称する人物が増えている」という。 国内治安維持を担当する英国機密諜報部"MI5"は、ロシアが「大混乱と破壊を引き起こそうとしている」と主張。 「情報機関と警察は昨年、ロシアの指導者が敵とみなす個人を標的とした、敵対的な意図を持つ一連の監視計画を阻止してきた」と述べた。 (日本語翻訳・編集 アフロ) スコットランド・ヤードの通称で知られるロンドン警視庁本部。2023年9月25日撮影。(AP Photo/Kin Cheung, File)