男性2人そそのかし入水自殺させた自称占い師の自殺教唆事件、手助けした信者に有罪判決

令和2年7月に信者の男性2人をそそのかし入水自殺させたとして自称占い師の女が逮捕・起訴された事件で、別の信者で自殺幇助(ほうじょ)罪に問われた無職、滝谷奈織(なぽり)被告(59)の判決公判が24日、大阪地裁で開かれ、辛島明裁判長は懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役2年)を言い渡した。 辛島裁判長は判決理由で、被告も「創造主」が自らに降臨しているとする占い師の女から、男性2人と一緒に自殺を促されたと指摘。体を縛るためのマイクコードや鎮痛剤を準備しており、「果たした役割は軽視できない」とする一方、占い師の女に逆らえない心理状態で、自身も命を落とす恐れがあったとして、執行猶予付き判決を選択した。 占い師の女は浜田淑恵(よしえ)被告(63)=自殺教唆罪などで起訴=で、まだ公判は始まっていない。

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