京都大職員に集団で暴行を加えたとして、京都府警は27日、暴力行為等処罰法違反の疑いで、京都市左京区東竹屋町の京大生で、中核派活動家の亀井陽慧（ひとし）被告（24）＝暴行罪で起訴＝を再逮捕した。調べに対し、黙秘している。 再逮捕容疑は何者かと共謀し昨年12月2日午後0時半ごろ、京大吉田キャンパス（同市左京区）で、「時計台占拠」などと称して無許可で集会・デモを実施。運動を制止しようとした男性職員に対し、拡声器で「学生諸君、スクラムを組め」などと呼びかけ、集団で体当たりをするなどの暴行を加えたとしている。男性にけがはなかった。 府警によると、亀井容疑者は中核派系の全日本学生自治会総連合（全学連）の副委員長。今年9月には男性職員への傷害容疑などでも逮捕された。