JFA、倫理・コンプライアンス作業部会設置 影山雅永前技術委員長の児童ポルノ閲覧など受け

日本サッカー協会(JFA)は28日、都内で臨時理事会を開催し、倫理・コンプライアンスタスクフォース(仮称)を設置した。 児童ポルノ画像を閲覧したとしてフランスで逮捕され、7日付で技術委員長としての契約を解除された影山雅永氏の件などを受けて、宮本恒靖会長が再発防止のための体制を整えることを表明。早速、倫理・コンプライアンス事案を未然に防ぐための作業部会がつくられた。 メディア向けの説明会で宮本会長は「私自身、会長として、当事者として今後の信頼回復に取り組んで行きたい」と話した。 協会は、コンプライアンス事案が断続的に組織体制が十分に発生している状況を踏まえ、防ぐための構築できていないことを問題視。事案関係者にとどまらず組織としてのJFA全体の問題と捉え、倫理・コンプライアンスの実践・順守を推進するための組織風土の醸成や組織体制の構築に向けて、改善策、再発防止策を策定するべきだとした。 理事会の諮問機関という位置づけで、改善策・再発防止策等を理事会に答申する。3カ月以内をめどに基本方針を出す予定。永続的な機関ではなく、暫定的な組織となる。 組織のトップである会長を座長とし、JFAの問題点を洗い直し、コンプライアンスの実践・順守への意識をより高度なものとし、これを支えるための組織体制を構築するためのタスクフォース(TF)を設置する。 役割としては、JFAの倫理・コンプライアンスの実践・順守を推進するための組織風土の醸成や組織体制の構築に向けて、実効性のある改善策・再発防止策を理事会に提言する。 メンバーは理事、関連3委員会を中心とした体制となる。宮本会長を座長に据え、弁護士の西本強理事・コンプライアンス委員長が副座長、湯川和之専務理事、山口香常務理事、弁護士の三好豊法務委員長、今井純子リスペクト委員長の6人が名を連ねた。監事を福田雅監事、生田圭監事が務める。

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