知人の20代女性に対してメッセージアプリで面会を要求したり、勤務先で待ち伏せしたりするなどしたとして、金沢西署は29日、ストーカー規制法違反の疑いで、石川県立大生物資源環境学部教授(56)=能美市佐野町=を逮捕した。容疑者は「仕事のことで話がしたかった。好意の感情で送ったものではない」と一部否認している。 逮捕容疑は5〜15日の間、県内在住の女性に対して複数回スマホのメッセージアプリを利用して面会を要求したり、女性の勤務先で待ち伏せしたりするなどのストーカー行為をした疑い。 署によると、15日午後8時ごろ、「職場の駐車場で待ち伏せされている」と110番通報があり、女性への聴取やスマホを解析して容疑者を特定した。被害女性は署に複数回相談していたという。 ●県立大「大変遺憾」 県立大の宮川恒学長は「教員が逮捕されたことは大変遺憾だ。事実関係を確認の上、厳正に対処したい」とのコメントを出した。