ミャンマーで軍事政権が主導する今年12月からの総選挙をめぐり、SNSで軍に批判的な投稿をしたなどとして、これまでに88人が逮捕されました。 ミャンマー軍主導の総選挙は、今年12月28日から投票が実施される予定で、親軍政党の勝利が確実とみられています。 軍事政権が内相に任命したトゥン・トゥン・ナウン氏は、選挙の妨害行為や破壊活動を死刑などで処罰する法律に違反したとして、10月30日までに男女88人を逮捕したと明らかにしました。 SNSで軍に批判的な投稿をしたり、投稿に賛成するリアクションボタンを押したりした一般市民も含まれるとしています。 ミャンマーでは2021年のクーデター以降、軍と民主派勢力などによる戦闘が続いていて、軍のトップは、「全国一律での選挙はできない」としたうえで、選挙区を限定し、段階的に実施するとしています。