26年前、名古屋市で当時32歳の女性が殺害された事件で、逮捕・送検された容疑者が「申し訳ないと思っている」と謝罪の意思を示していることが新たにわかりました。 26年前の事件当時、2歳で現場に居合わせた息子・航平さんは3日、事件後初めて警察の聴取を受けることになりました。 奈美子さんの息子・高羽航平さん(28)「ちゃんと警察にいって事件について話すのはきょうが初めてなのかな。26年間という年月は僕たちにとって短いものではなかったし、26年間、犯人は普通の生活をしていた、その分を償ってほしいと思います」 捜査関係者によりますと、殺人の疑いで逮捕された安福久美子容疑者は逮捕後の調べに対し、「奈美子さんに申し訳ないと思っている」などと謝罪の意思を示していることがわかりました。 また、26年間について、「新聞も見られなかった。家族や親族がいるから迷惑をかけられないし、捕まるのが嫌だった」などと供述しているこということです。 ことし8月に警察が訪問したことから、「捕まってしまうと覚悟した」とも供述していて、警察は26年間の足取りの裏付けを進めています。