元徳島県知事の大田正さんが10月30日午前7時38分、病気のため徳島県内で亡くなっていたことが3日、分かった。82歳。葬儀・告別式は近親者で執り行われた。死因は非公表。 大田さんは徳島県出身(現・三好市)。北島町議会議員、徳島県議会議員を経て、2001年に徳島県知事選に出馬。円藤寿穂氏との一騎打ちに敗れ、落選したが、円藤氏が収賄で逮捕されたため、02年の選挙で反自民の立場で初当選。しかし、03年に県議会で不信任が可決して失職した。 03年の出直し選で飯泉嘉門氏に敗れ、飯泉氏はその後5期務め、23年からは後藤田正純氏が知事に就いている。