福島県警巡査長を盗撮未遂疑いで逮捕 双葉署の43歳男、スニーカーに小型カメラ

福島県郡山駅前の歩道で女性の下着などを盗撮しようとしたとして、郡山署は7日午後6時5分ごろ、性的姿態撮影処罰法違反(撮影未遂)の疑いで富岡町中央2丁目、双葉署復興支援課復興係員の巡査長の男(43)を逮捕した。県警の現職警察官が逮捕されたのは昨年6月、不同意わいせつの疑いで郡山北署本宮分庁舎の巡査長=当時=が逮捕されて以来。 逮捕容疑は7日午前7時35分ごろ、郡山市駅前2丁目の歩道で、10代とみられる女性のスカートの下に小型カメラを差し入れ、下着などを盗撮しようとした疑い。県警監察課によると、男は容疑を認めているという。県警は、ほかにも同様の行為がないかなどを調べている。 同課によると、男は立ち止まっている女性に背後から近づき、女性の両足の間に小型カメラを付けたスニーカーを差し入れた。男の行為を目撃した通行中の別の女性が近くの交番に駆け込み、届け出た。その後、警察官が現場近くにいた男に職務質問したところ、容疑を認めたという。 小型カメラはスニーカーの靴ひもの間に取り付けられていた。盗撮しようとした女性と男に面識はなく、撮影したデータを確認したが、下着などは写っていなかったという。 男は2015年県警採用。主に地域部門で勤務し、23年3月、双葉署に配属された。勤務態度に問題はなく、7日は休みだった。男は「被害者に謝罪したい」と話しているという。 県警の辺見孝行首席監察官は「今後の捜査結果を踏まえ、厳正に対処する方針。被害者はもとより、県民の皆さまに深くおわび申し上げる」とコメントした。

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