イスラエル管弦楽団のパリ公演で発煙筒 4人逮捕

【AFP=時事】仏パリで、イスラエルの国立オーケストラの公演を妨害した容疑で4人が逮捕されたと検察官が7日、発表した。主催者によると、妨害した人物らは公演中に発煙筒をたいたという。 イスラエルのオーケストラの訪問は、2年にわたるガザ紛争におけるイスラエルの行動をめぐり、公演前から複数の団体の批判の的となっていた。 6日に公演が行われたコンサートホール、フィルハーモニー・ド・パリの広報は、チケットを持った人物がイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートを3回にわたり妨害しようとし、他の観客が介入したと発表。妨害しようとした人物が連れ出された後、コンサートは平和に再開されたと説明した。 ソーシャルメディアに投稿された動画には、コンサートホール内で発煙筒を持つ人物と煙が立ち上る様子が映っている。他の観客がその人物に襲いかかる場面も見られた。 フィルハーモニー・ド・パリは苦情を申し立て、「発生した重大な事件を遺憾に思い、強く非難する」と述べた。 検察官は、この事件で男3人と女1人が逮捕されたと述べている。 公演前に、複数の活動家グループがイベントの中止を求める公開書簡を発表していた。 公演会場にいたイスラエルの駐フランス大使ジョシュア・ザルカ氏はAFPに、観客が妨害者を攻撃したことは「フランスがもう我慢の限界に達している証拠だ」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News

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