元テレビ朝日アナウンサーで弁護士の西脇亨輔氏(55)が10日、カンテレの情報番組「newsランナー」(月~金曜午後4時45分=関西ローカル)に出演。斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題を追及し、今年1月に亡くなった元県議の竹内英明氏(当時50)の名誉を傷つけたとして、名誉毀損(きそん)の疑いで逮捕・送検された政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者(58)について、取り上げた。 番組では、立花容疑者を取材してきた同局の神戸支局長が「カメラが回っていないと受け答えが丁寧。動画や街頭演説での攻撃的な姿とは違っていた印象。記者にも頻繁にLINEを送ってくる」と立花容疑者の二面性を指摘した。 これに西脇氏も「私自身も弁護士として、ある報道に関する裁判で対峙(たいじ)したことがあるんですけれども、公開ではない場、内々で表に公開されていない場だと、非常に冷静で計算高い面がある。ただ、突然とっぴなことというか、その場で思いついたということなんですが、例えば『この裁判の内容は全部、表にさらしてやる』とか、そういったことを言い始める。計算高さと想定外の行動というのが併存している」と同調。 続けて、「二面性があって、我々も対峙していて驚いてしまう面もあるんですが、それを冷静に突き詰めていくと、何かそこに穴というか法律上の問題点が見つかったりするので、そこを突いていくことを裁判ではしていた。驚くのではなく、1個1個精査していくことが大事ですし、その結果として今回の逮捕につながったのかな」と話していた。