長岡まつり大花火大会のチケットを販売価格を超える価格で他人に不正転売したとして長岡市の農業の男(47)が11日、チケット不正転売禁止法違反の疑いで逮捕されました。 警察の調べによりますと、男は興行主の同意を得ないで、今年7月下旬に2回にわたり、インターネットを使用し、2人に対し、特定興行入場券である長岡まつり大花火大会の入場券4枚を定価より高い販売価格計7万2000円で不正転売した疑いです。 転売したのは8月3日開催の“A会場ベンチ席市民先行販売分”で、本来の価格1枚3500円を1万8000円で、新潟県外の2人に2枚ずつ販売したということです。 調べに対し男は「転売したことは間違いありません」と容疑を認めています。 長岡花火の主催者である長岡花火財団から警察に高額転売について相談があり、警察が捜査をしてきたということです。 警察によりますと、チケット不正転売禁止法違反での検挙は新潟県内初ということです。 長岡市は長岡市長と長岡花火財団理事長のコメントを発表しています。 【長岡市長コメント 】 長岡花火財団においては、花火観覧チケットの不正転売にこれまで様々な対策を講じてきました。このたびの逮捕が不正転売行為の歯止めになることを期待しています。今後、長岡花火に込められた想いを傷つけることのな いよう、市としても引き続き財団と連携し、不正行為に対し毅然と対応していきたいと考えています。 【長岡花火財団理事長コメント 】 長岡花火チケットの不正転売による逮捕者が出たことは非常に遺憾であり残念です。不正をしない、不正に関わらないよう引き続き呼びかけていくとともに、悪質な不正転売事案については捜査機関に協力し、厳正に対処してまいります。