「ムラムラしたので…」父親の誕生プレゼントを買って帰宅中の8歳女児を襲った男の短絡的すぎる動機

「その日、ウイスキーを飲んで、ムラムラした気分が爆発しそうでした。我慢の限界がきたので、誰かを襲おうと思いました」 8歳の女児に性的暴行を加えた男は、警察の取り調べに、このように動機を供述したという。 「’25年2月6日神奈川県警相模原署は、山口綾太被告(34)を不同意性交等の疑いで逮捕しました。昨年9月3日の午後7時ごろ、Aさん(当時8歳)を空き家の敷地内に連れ込み、性的暴行を加えた疑いです。 Aさんは父親の誕生日プレゼントを買って、自宅に帰る途中で被害に遭ったということです。Aさんが、通っている小学校の前で泣いているところを教員が気づいて事情を聞き、110番したことから事件が発覚しました」(全国紙社会部記者) ’25年4月14日、横浜地裁で山口被告の初公判が開かれた。そして検察官が読み上げた起訴状などから、山口被告の卑劣な犯行が明らかになった。 「被告人は’19年3月23日に強制わいせつの罪で懲役2年4ヵ月の実刑判決を受けています。出所後、支援施設への入退寮を繰り返し、’24年夏ごろからは相模原市内で路上生活を送っていました。 9月3日夜、被告人は飲酒して性欲が高まっていたため、少女に対して無理やり性交をしたいと考え、少女を物色するために、犯行現場近くにある、人通りの多い店舗付近に行きました。そして、通行中のAさんを認めたため、その後をつけ、『叫ぶな。殺すぞ』などと脅して犯行場所に連れ込み、Aさんの陰部に指を入れるなどしました。犯行後、被告人は逃走しています」 ◆供述調書に書かれた父親の怒り また、検察官が明かしたところによると、山口被告は警察の取り調べのなかで事件当日のことを、冒頭の供述に続けてこう話したという。 「人通りの多い場所に向かい、そこで小さな女の子を見つけました。小さな女の子は私のタイプなので、エッチなことをしたいと思い、追いかけました。そして、ひと気のないところで襲おうと思って、空き家の敷地内に連れ込んだのです」 犯行現場付近の防犯カメラは、コンビニに入ったAさんを店の前でタバコを吸いながら待ち伏せたり、Aさんの進行方向に立ち止まっている山口被告の姿をとらえていたという。 「’24年11月、警察は山口被告を指名手配し、その行方を追っていました」(前出社会部記者) 警察が懸命な捜査を続けるなか、山口被告は女性宅で同棲をしていたという。検察官が読み上げた供述調書のなかで、同棲相手はこう述べていた。 「被告人とは、’24年の8月に自宅近くの公園で知り合いました。いっしょに猫に餌をやったりしていたところ仲良くなり、住む場所がないと話していたので、私の自宅に来るように誘いました。9月の終わりごろから同棲をしていました。 被告人とは、今後、別れるつもりですし、新しい家の住所なども教えたくありません。しっかりと罪を償ってほしいと思います」 同様に検察官が読み上げたAさんの父親の供述調書からは、山口被告に対する強い処罰感情が感じられた。 「娘はつい最近まで一人で外出することを怖がり、家族といっしょに外出するとき以外は、自分から外出することはあまりなくなっていました。私の大切な娘に対して、人として最低なことをした犯人を許すことはできません。犯人に厳しい処分が下ることを願います」 「性欲が抑えられないから小さい女の子を襲った」と、驚くほど短絡的に犯行に及んだ山口被告。引き続き行われる審理のなかで、反省の言葉を語ることはあるのだろうか──。 ※「FRIDAYデジタル」では、皆様からの情報提供・タレコミをお待ちしています。下記の情報提供フォームまたは公式Xまで情報をお寄せ下さい。 情報提供フォーム:https://friday.kodansha.co.jp/tips 公式X:https://x.com/FRIDAY_twit

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