法人向けの引っ越し代行サービスを展開する会社の代表ら4人がライバル会社の顧客データを不正に入手したなどとして逮捕されました。 「ビズリンク」の代表・早川健容疑者(53)や古吉祐太容疑者(37)ら4人は去年11月、同業他社の顧客データを不正に持ち出したなどの疑いが持たれています。 捜査関係者によりますと、早川容疑者はライバル会社からビズリンクに転職が決まっていた古吉容疑者に「顧客データを入手してこい」などと指示を出していました。 古吉容疑者は人がいない時間を狙って社内のパソコンを使い、顧客データをスマートフォンで撮影したということです。 その後、早川容疑者に指定されたビズリンクの別の社員に通信アプリを使って顧客データを送ったとみられています。 法人としてのビズリンクは今月12日に書類送検される見通しです。 警視庁は不正に取得された顧客データが実際の営業活動に使われた可能性もあるとみて調べています。