玉木宏が、2026年1月からフジテレビで放送される木曜劇場「プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮」に主演することがわかった。玉木がフジテレビ連続ドラマに出演するのは「キャリア 掟破りの警察署長」以来、約9年ぶりとなる。 舞台は、保険金が絡んだ事件や事故を調べる保険調査会社。保険調査員は、保険金詐欺の疑いがある事案を調べ、その真相を突き止め、不正疑惑を解明していく保険のプロフェッショナル。持ち込まれる案件は多種多様で、「誘拐保険」「ドローン保険」もあれば「宇宙人誘拐保険」「笑い死に保険」「幽霊保険」のように奇妙かつ難解な保険も存在している。あらゆるものをお金に換算する保険は、人々を守る制度である一方、ときに悪用され、冤罪や人の人生を狂わせる事案に発展することもある。 主人公・天音蓮(あまね・れん)は、保険金詐欺疑惑のある案件を個性豊かな仲間たちと協力し、ときに味方をも欺き真相を解明、ときに被害者たちの心に寄り添い、彼らの人生に救いをもたらしていく。脚本は、映画「スマホを落としただけなのに」シリーズやドラマ「遺留捜査」などを手掛けた大石哲也が担当する。 玉木扮する天音は、常識やコンプライアンスに一切とらわれず、真相解明のためなら手段を選ばない保険調査員。かつては警視庁捜査一課の敏腕刑事だったが、ある保険金殺人事件で犯人逮捕に失敗し、責任を取って警察を去る。その後、刑事時代の上司に現在の保険調査専門会社「深山リサーチ」を紹介してもらい、所長の人柄と仕事内容に惹かれ、保険調査員として働き始める。 天音は普段は飄々としているが、優れた観察眼を持ち、保険調査員としてのスキルは非常に高く、元刑事としての嗅覚は健在で、人の虚言行動に対する洞察力は群を抜く。深山リサーチに所属する仲間の調査員たちと任務を遂行し、瞬発的な小芝居で相手を翻弄。ありとあらゆる手段を駆使し、依頼を受けた保険金詐欺疑惑案件の真相を暴いていく。 1998年に俳優デビューした玉木は、映画「ウォーターボーイズ」(01)、NHK連続テレビ小説「こころ」(03)で注目を浴び、「雨鱒の川」(04)で映画初主演を果たした。映画「ゴールデンカムイ」(24年)ではカリスマ性のある軍人役を原作キャラクターに忠実に再現、続編映画「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」(26)の公開も控えている。 玉木は「ここ最近の出演は、時代作品が続いておりましたので、久々の現代劇で飾り物を削ぎ落とされ丸腰な感覚ですが…、ある意味、新鮮な気持ちで撮影に臨んでいます」と語り、「保険調査員として支払いに備えた事実確認をするために、様々な事案、裏側の渦の中に入っていくようなサスペンス感、謎解きをするようなミステリー要素もある作品です。 お楽しみいただければ幸いです」とコメントを寄せた。 木曜劇場「プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮 」は、26年1月より毎週木曜午後10時から放送。玉木と制作陣のコメントは以下の通り。 【玉木宏】 ●作品への意気込み ここ最近の出演は、時代作品が続いておりましたので、久々の現代劇で飾り物を削ぎ落とされ丸腰な感覚ですが…、ある意味、新鮮な気持ちで撮影に臨んでいます。 地上波のドラマなので、観やすく、視聴者へ響くをモットーにキャスト、スタッフ皆で、良い作品作りをと思っています。 ●“天音蓮”という役どころについて 一言で表現すると“くせ者感”が強い人物です。今後の内容で、理由は明らかになりますが、あまり素直な部分を見せない、見せられない、見せたくない性格だと思います。元職場の上司であった人物の前では、天音の素に近い部分が出ているかもしれません。 ●視聴者へのメッセージ 今作は、保険のリサーチ会社が舞台になっており、これまでの映像作品であまりフォーカスされなかったテーマだと思います。保険調査員として支払いに備えた事実確認をするために、様々な事案、裏側の渦の中に入っていくようなサスペンス感、謎解きをするようなミステリー要素もある作品です。 お楽しみいただければ幸いです。 【企画・プロデュース:青木泰憲(東宝)】 保険は人々の暮らしを守る制度ですが、その裏側には社会の闇が潜んでいます。保険調査員は、そんな表と裏の狭間に立ち、真実を見極めるプロフェッショナル。玉木宏さん演じる主人公・天音蓮は、真相解明のためなら手段を選ばない凄腕の保険調査員です。拳銃を持たず、法の盾を掲げずとも、“真実”という最大の武器を手に、調査を通じて出会う人々の生活や苦悩に触れ、傷ついた心も救っていきます。海外に目を向けると日本では馴染みのないユニークな保険が沢山存在します。 そんな外資保険会社からの特殊な案件を調査するのが天音蓮のチームです。事故、病、詐欺…人が追い詰められる時、最も濃いドラマが生まれます。現代社会に潜む闇や不条理を浮き彫りにしながらも、最後には希望とカタルシスを感じられる人間ドラマです。保険という生活に身近でありながらも知られざる世界をユーモアとスリルたっぷりに描くエンタテイメント。ぜひご期待ください。 【プロデュース:日高峻(フジテレビ)】 「保険のドラマ」と言われてもピンと来ないかもしれませんが、本作は保険調査員という一介のサラリーマンが「探偵さながらに調べ」「警察さながらに解決していく」エンターテインメントドラマです。 玉木さんが演じる主人公の天音蓮は、公的機関ではない民間の調査会社だからこそできる、あらゆる手段を駆使して保険金詐欺疑惑のある事案の真相を究明していきます。それはときにイリーガルな手法でありつつも、“真実を明らかにする”という曇りのない姿勢で謎に包まれた事件を鮮やかに解決していく・・・そんな天音たちの活躍をスリリングに描いていければと思います。天音の所属するチーム・深山リサーチのメンバーや周りを固める個性豊かな面々、そして各回を彩るくせ者揃いの豪華ゲストたちなど・・・今後も沢山の仕掛けをご用意していますので、ぜひ続報をお待ちいただければと思います。 【演出:星野和成】 現代社会に生きる我々にとって保険は身近なものです。しかし、保険と言っても、生命保険、損害保険、自動車保険など多くの保険があります。この作品は一言でいうと、保険によって振り回される人々のドラマです。そこには裏切りや嫉妬、欲望、罠、欺瞞(ぎまん)など人間の持つ感情の全てが詰まっています。本作の主人公、玉木宏さん演じる天音蓮はその多種多様な保険の調査をするプロフェッショナル。いかなる状況でも冷静沈着で、時にはやりすぎと思えるほど大胆にアクションを起こすキャラクターを演じています。決して予定調和にならず、天音たちの調査によって人間の心底にあるリアルなドラマが描かれます。