山上徹也被告の母親「約半年で5000万円献金」 裁判で証言した“旧統一教会” 安倍元総理銃撃事件 昭恵さんの上申書も読み上げ【news23】

安倍元総理が銃撃された事件の裁判で山上徹也被告の母親が出廷し、旧統一教会に入信したいきさつなどについて証言しました。裁判では、安倍元総理の妻・昭恵さんの上申書も読み上げられ、「ただ生きていてほしかった」などと悲痛な思いが述べられました。 ■「半年で5000万円」山上被告の母親が語る“旧統一教会” 衝立に囲まれ、時折、言葉を詰まらせながら語りました。 山上被告の母親 「本来であれば事件後、すぐにでも謝罪しなければと思っていたけど、なかなかできなかった。次男である徹也が大変な事件を起こしたことを心よりおわび申し上げます」 安倍元総理銃撃事件の裁判でこう謝罪したのは、山上徹也被告の母親です。 山上被告は2022年7月、奈良市で応援演説中だった安倍元総理を手製のパイプ銃で撃ち、殺害した罪などに問われています。 山上徹也被告(逮捕後の取り調べ) 「母親が旧統一教会にのめりこみ、多額の借金をして破産した」 旧統一教会に恨みがあり、安倍元総理が教団の関連団体にビデオメッセージを寄せていたことから殺害を決意したとみられている山上被告。 10月の初公判では「すべて事実です」などと起訴内容を認めています。 争点となっているのが「量刑」。母親が傾倒したとされる旧統一教会の活動が、事件の動機にどう影響したかという点です。 13日の裁判で、弁護側の証人として出廷した山上被告の母親。今、信仰している宗教について問われると… 山上被告の母親 「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)です」 裁判前に行ったJNNの取材に対し、母親は事件のあと、旧統一教会への信仰心が「より強くなった」と語っています。 入信した経緯については… 山上被告の母親 「統一教会(当時)の若い女性が訪ねてきて、長男(の病気)の話をした。その後、『姓名判断しましょう』『家系図を見たらいい』と言われ、教団の施設に来てくれと言われた」 その後、信者となった母親は「夫の自殺や長男の病気に心を痛め、半年ほどで5000万円の献金を行った」などと述べました。

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