手製ドローンで大麻密輸 海峡越え、200キロ飛行可能 スペイン

【マドリードAFP時事】スペインの警察当局は12日、ジブラルタル海峡を挟んだモロッコから手製ドローンで大麻樹脂を空輸していた疑いで9人を逮捕し、密輸グループを壊滅させたと発表した。 200キロ以上航行可能な高性能な機体を使用していたという。 当局によると、ドローンはスペイン南部を出発しモロッコで麻薬を積載。再び海峡をまたぎ、南部カディス県で投下する運びだった。夜間の回収のため、麻薬の包みには蛍光マーカーや発信装置が備えられていた。グループはほぼ毎晩活動し、最大10機のドローンを同時に運用。一晩で約200キロの大麻樹脂をスペインに持ち込んでいた。 当局は、このグループが「市販品をはるかに超える航続距離、精度、積載能力を持つドローンを開発した」と指摘した。 モロッコは麻薬の主要生産国。スペインとモロッコは海峡を挟み最短14キロで、スペインは欧州への大麻の流入拠点となっている。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする