TBS山本恵里伽アナ「誹謗中傷や拡散の罪深さに気が付いてほしい」 「報道特集」で立花容疑者逮捕を特集

15日放送のTBS「報道特集」(土曜後5・30)は内容を急きょ変更し、政治団体「NHKから国民を守る党」の党首立花孝志容疑者(58)が1月に死亡した元兵庫県議・竹内英明氏に関する虚偽発言をしたとして名誉毀損(きそん)容疑で逮捕された件を特集した。 立花容疑者は、斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で竹内氏に犯罪の嫌疑が掛けられていると繰り返し発信し、竹内氏の妻が内容は虚偽だと告訴していた。番組では竹内氏の名誉を取り戻すために闘う妻の姿を追い、立花容疑者の“犬笛”によって匿名での誹謗中傷がエスカレートしていったことも伝えた。 メインキャスターの同局・山本恵里伽アナウンサーは、竹内氏の妻が立花容疑者側からの示談の申し入れを「示談は考えたこともない」と拒否したことを伝え、「ネットの誹謗中傷はずっと問題視されているが、なかなか状況が変わらない。とてももどかしく感じる」とコメント。 「誹謗中傷を受けた側は外に出ることも怖くなるし毎日何かに怯えながら生活することになってしまう。1人でも多くの人に誹謗中傷やその拡散行為の罪深さに気が付いてほしい」と述べた。 日下部正樹キャスターは斎藤知事について「VTRを見ていて感じたのは斎藤知事の不作為。自ら何かをしようとしたんでしょうか?」と指摘。「当事者でありながらまるで他人事のような振る舞いをずっと続けている。さまざまな局面で知事がリーダーシップを発揮していたら、県民の分断や県政の停滞に少しでも歯止めがかかったんじゃないかと思ってしまう」と知事の姿勢に疑問を呈した。

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