三重県の県立高校の主幹の男性が自転車を飲酒運転したうえ、呼気検査を拒否したなどとして、停職処分を受けました。 17日付けで、3カ月の停職処分を受けたのは、三重県の県立高校に勤務する54歳の主幹の男性です。 県教育委員会によりますと、男性主幹は8月、学校の懇親会などで、飲酒しました。 その後、松阪市内の県道を自転車で帰宅していたところ、警ら中の警察官から求められた呼気検査を拒否し、飲酒検知拒否の疑いで現行犯逮捕されました。 9月に書類送検され、同月30日には不起訴処分(起訴猶予)となっています。 男性主幹が呼気検査を拒否したことから血液検査が実施されましたが、警察の捜査過程に誤りがあったため、血中アルコール濃度の特定には至っていません。 一方、県教委の聞き取りに対して、男性主幹は、飲酒して自転車を運転したことも含めて認めていて、飲酒運転については「タクシーを捕まえようとしたが、捕まらなかった。見つからないだろうと考えた」と話しているということです。 このほか、県教委は松阪市内のゲームセンターに置き忘れていた財布から2000円を抜き取った県立高校の男性教諭(25)についても、1カ月の停職処分としています。