PTA会長として保管していた現金や預金を横領したとして、徳島県高校PTA連合会の元会長の男が再逮捕されました。警察が裏付けた横領被害額は1700万円余りとなりました。 業務上横領の疑いで再逮捕されたのは、兵庫県洲本市の会社員で、元徳島県高校PTA連合会会長の山本裕史容疑者(51)です。 山本容疑者は2023年3月から6月、連合会や連合会安全互助会の名義で普通預金口座に入金されていた1464万円を自身の口座に送金し、このうち約920万円を着服した疑いがもたれています。 警察が着服金の使途先を調べたところ、県外の高級クラブ代金や中古の高級外車購入費に充てられていたほか、当時自身が経営していた会社に対する貸付金などにも使われていたということです。 警察の調べに対して、山本容疑者は「費消は全て私の入用のものばかりで、徳島県高等学校PTA連合会などの正規支出ではありません」と容疑を認めているということです。 山本容疑者は先月、約817万円を横領した疑いで逮捕されていて、警察が裏付けた被害額は今回で約1744万円となります。 これまでの捜査で山本容疑者は「横領は5000万円以上になると思う。横領したお金は私的な支出に使い果たしました」などと供述していて、警察は引き続き余罪を調べる方針です。