太陽光発電の事業者から贈られたとされる賄賂は、別会社の口座から振り込み。発覚を免れようとしたとみられています。 奈良県吉野町の町議会議員・西沢巧平容疑者(72)はおととし9月、「太陽光パネル税」を導入する案を議会に提出しないことなどの見返りに、東京の太陽光発電事業者から現金200万円を受け取った収賄の疑いが持たれています。 この事件では、事業者の「リニューアブル・ジャパン」の取締役・真辺勝仁容疑者(59)と別会社の社長も贈賄の疑いで逮捕されていますが、真辺容疑者はこの別会社の口座を通じて西沢容疑者に現金を振り込んだ疑いがあることが警察への取材でわかりました。別会社は町の太陽光発電事業に直接関わっておらず、警察は真辺容疑者が事件の発覚を免れようとした疑いがあるとみて捜査しています。 警察は、西沢容疑者ら3人の認否を明らかにしていません。