年収1,000万円超のエリートでも、生活水準の高さゆえに手元の現金がない――。そんな「高所得貧乏」の焦りが、理性のタガを外してしまうことがあります。目の前に落ちている「確実に儲かる情報」。ほんの出来心で拾ったその“当たりくじ”が、築き上げた人生すべてを吹き飛ばす爆弾だったとしたら……。FP相談ねっと・認定FPの小川洋平氏が佐伯さん(仮名)の事例を紹介。誰の心にも潜む「魔が差す瞬間」の恐怖と、その末路をみていきましょう。※本記事は実話をベースに構成していますが、プライバシー保護のため、個人名や団体名、具体的な状況の一部を変更しています。