接骨院に通院した日数を水増しして保険金をだまし取った疑いで、柔道整復師の男や、その患者が逮捕・起訴されていたことが分かりました。 詐欺などの罪で逮捕・起訴されたのは、富山市の元柔道整復師の寺西正幸被告(43)や、滑川市の柔道整復師 新村翼被告(38)ら5人です。 寺西被告は複数の患者と共謀し、患者が交通事故などで、経営する接骨院に通院した日数を水増しして、施術費や慰謝料の名目で、2020年から今年にかけて保険金あわせておよそ196万円をだまし取ったとされています。 また、新村被告はおととし黒部市で発生した交通事故の当事者の男と共謀のうえ、経営する接骨院に通院した日数を水増しして、あわせておよそ80万円をだまし取ったとされています。 警察は被告らの認否を明らかにしていません。 一連の保険金詐欺事件をめぐっては、富山県警の40代の男性巡査部長が、接骨院への通院日数を水増しして警察共済に請求したとして、今年7月に詐欺容疑で書類送検され不起訴となっています。 巡査部長は依願退職しています。