イスタンブール観光客一家4人死亡、原因は害虫駆除のホスフィンガスか 報道

【AFP=時事】11月中旬にドイツから休暇でトルコ・イスタンブールを訪れていた4人家族が死亡した事件について、トルコメディアは25日、害虫駆除に使用されるホスフィンガスによるものだと報じた。 独立系テレビ局ハルクとニュースサイトT24は、25日に検察に提出された検視報告書を引用し、家族が摂取した食べ物から危険物は見つからなかったが、捜査で「ホスフィンガスの存在を示す強いサインが検出された」と報じた。 この結果は、家族が宿泊していたホテルが害虫駆除に使用した有毒な殺虫剤にさらされて死亡したという説を裏付けるものとなるだろう。 報告書はさらに、「ホテルがこの化学製品を使用していた証拠が見つかった」としており、家族が「ホスフィンガスによって死亡した」という「確固たる証拠」があることを示唆した。 家族は11月12日に体調不良を訴え、数日のうちに相次いで亡くなった。最初に3歳と6歳の子ども2人が死亡し、続いて母親、最後に父親が亡くなった。 家族が死亡する前にオルタキョイのウオーターフロント地区で、屋台料理を食べていたことから、捜査当局は当初、食中毒を疑っていた。 だが、家族が宿泊していたホテルでトコジラミ駆除のために殺虫剤が散布されており、その薬剤が浴室の通気口を通じて家族の部屋に流れ込んだ可能性があると報じられ、食中毒説疑は間もなく否定された。 その後ホテルは閉鎖され、11人が逮捕された。【翻訳編集】 AFPBB News

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする