神戸の人気ラーメン店、兵庫県警が社長ら6人逮捕 外国人留学生を違法に働かせた疑い

神戸市内のラーメン店で外国人留学生を違法に働かせたとして、兵庫県警外事課と生田署などは26日、入管難民法違反(不法就労助長)の疑いで、ラーメンチェーン店「神戸ラーメン第一旭」を運営するアサヒフーズ(神戸市中央区)の社長や店長ら計6人を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。県警は、社長らが人手不足を背景に、違法な状態で勤務させていたとみて調べる。 捜査関係者によると、社長らは神戸市中央区の直営4店舗で、アルバイトとして勤務するベトナム国籍などの留学生を法定の上限である週28時間を超えて働かせた疑いが持たれている。 関係者から「上限を超えて働いている店がある」などと情報提供があり、県警が捜査したところ、直営の全4店舗で法定上限を超えた「オーバーワーク」の従業員がいることを確認。社長ら6人は逮捕前の調べに対し、いずれも容疑を認めているという。 第一旭は、テレビや雑誌で「神戸を代表するラーメン店の一つ」として紹介されることもある人気店。同社ホームページによると、神戸・三宮や元町の周辺で4店舗を経営。ほかに神戸市灘区などでフランチャイズ店舗を展開している。 神戸の人気ラーメン店を巡っては、2022年にチェーン店「神戸の中華そば もっこす」を運営する「もっこすフーズ」の男性社長が、県警に入管難民法違反(不法就労助長)の疑いで逮捕され、罰金刑を受けた。

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