神戸市内に8店舗を展開する「神戸ラーメン第一旭」の社長らが、 外国人留学生を法定時間の上限を超えて違法に働かせたなどとして逮捕されました。 入管法違反の疑いで逮捕されたのは、 神戸市内で「神戸ラーメン第一旭」を運営する「アサヒフーズ」社長、田口隆弘容疑者ら6人です。 警察によりますと、田口容疑者らは2022年の12月からことし6月ごろにかけて、神戸市中央区の4つの直営店で、 アルバイトとして勤務していた 20代から30代のベトナム人留学生など10人を、 法定時間の上限の「週28時間」を超えて働かせていたなどの疑いがもたれています。 中には、週80時間を超えていたケースもあり、10人のうち1人については、留学生ビザの期限が切れた「不法滞在」の状態だったということです。 今年6月、関係者から「神戸の第一旭でオーバーステイの人がいる」という主旨の情報提供があり、警察が店のタイムカードや給与明細を調べたところ、不法就労の事実が確認されたということです。 田口容疑者ら6人は、人手不足を理由に、不法に留学生らを働かせていたとみられていて、 調べに対し、容疑を認めているということです。