米国ワシントンD.C.のホワイトハウスの近くで26日(現地時間)、州兵2人が銃撃を受けて死亡する事件が発生した。 国土安全保障省のクリスティ・ノーム長官はこの日、ソーシャルメディア「X(旧ツイッター)」への投稿で「ワシントンD.C.で銃撃を受けた2人の州兵のために共に祈ってほしい」とし「国土安全保障省は現地の法執行機関と協力して追加情報を収集している」と明らかにした。ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官も「ホワイトハウスはこの悲劇的状況を把握しており、積極的にモニタリングしている」と明らかにした。 この日の銃撃事件はホワイトハウスから北西にわずか1ブロック離れた場所で発生した。容疑者1人も銃撃を受けたが、命には別状のない負傷だという。警察に逮捕されたこの容疑者は拘禁されている。 感謝祭連休を迎え、前日にホワイトハウスを離れてフロリダ州パームビーチに滞在しているドナルド・トランプ大統領も、この銃撃事件についての報告を受けたという。トランプ大統領は事件直後、ソーシャルメディアへの投稿で「2人の州兵兵士を撃って重体に陥れた『獣(animal)』も重傷を負ったが、それにもかかわらず非常に厳しい代償を払うことになる」とし、「米国大統領として、そして大統領職に関わるすべての人々が、あなたたちと共にある」と述べた。 銃撃直後、重体に陥った2人の兵士はすぐに近くの病院に運ばれたが、しばらくして死亡の知らせが伝えられた。ウェストバージニア州のパトリック・モリシー知事はソーシャルメディアの投稿を通じて「ホワイトハウスの近くで銃撃を受けたウェストバージニア州兵2人が死亡した」と明らかにした。 今回の銃撃事件は、トランプ大統領が今年8月から治安強化を理由にワシントンD.C.中心部に州兵を2000人以上配置してきた中で発生した。