湊かなえ最新長編小説が発売・あらすじ 大臣が襲われ、新興宗教…「日本中を震撼させた事件をおもしろおかしく書いたのではありません」自筆メッセージ

作家・湊かなえ氏の最新長編小説『暁星(あけぼし)』(双葉社)が27日に発売された。湊氏自身が「29作目にして一番好きだと断言できる作品です」と語る作品となる。 湊氏はメッセージを寄せ「日本中を震撼させた事件をおもしろおかしく書いたのではありません。自分の人生にもそちらへ続く分かれ道があったからこそ、誰にでも起こり得ることではないかと、どんな反響も受けとめる覚悟を持って書きました」などと、自筆で心境をつづっている。 声優・櫻井孝宏のあらすじ朗読、冒頭部分のアニメーション動画も配信されている。 ■『暁星』あらすじ 現役の文部科学大臣で文壇の大御所作家でもある清水義之が全国高校生総合文化祭の式典の最中、舞台袖から飛び出してきた男に刺されて死亡する事件がおきた。逮捕された男の名前は永瀬暁、37歳。永瀬は逮捕されたのち、週刊誌に手記を発表しはじめる。そこには、清水が深く関わっているとされる新興宗教に対する恨みが綴られていた。また、式典に出席していた作家は、永瀬の事件を小説として描く。ノンフィクションとフィクション、ふたつの物語が合わさったとき見える景色とは!?

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