複数犯?また・・・新潟市中心部の八千代橋に〝落書き〟消去費用は「税金」【新潟】

こちらの映像は、新潟市の八千代橋に描かれた〝落書き〟です。 新潟市内では、今年春にも複数の落書きが見つかり描いた男らが逮捕されましたが、11月に入ってまた落書きの発見が相次いでいます。 現場を取材し、背景を探りました。 ■柿木哲哉記者君 「現場は、新潟市中心部にあります『八千代橋』です。こちら、橋脚の一面に落書きされてしまっているんです。『C・L・U・S・H』とローマ字にも見えます。」 縦 約2m×横 約10mの大きな〝落書き〟。 新潟市によりますと、11月16日に通行人が赤色と水色のスプレーのようなもので描かれた落書きを発見しました。その5日後には、橋の工事業者がすぐ隣に新たな落書きを発見・・・今度は黄色と紫色で描かれていました。 市は、26日にこの2カ所について警察に被害届を出しました。八千代橋ではさらに、このあとに描かれたとみられる『第三の落書き』も見つかっています。 八千代橋は、JR新潟駅から約1kmほど。市街地の中心部にあり、橋の下は市民の散歩コースにもなっています。 ■散歩する人 「女の人の絵はずっとあって、私が気づいたときにはこの状態になっていた。暗い時間とかは1人で散歩しないようにとか、ちょっと怖いなというのはある。」 一体だれが・・・何のために・・・ 専門家は、グループによる犯行の可能性が高いと分析します。 ■東京都市大学 小林茂雄教授 「2つの落書きを拝見すると手法・クセが違うので、おそらく違うグループが落書きをしたんじゃないかと。最初にどちらかが落書きをして、それを見た他のグループがそれに感化されて同じようなサイズ、それよりも大きく書いて競争しようとしている。」 ■柿木哲哉記者君 「今回、落書きが見つかった現場の約700m先の萬代橋では、数カ所に落書きが見つかっていました。」 2025年3月、重要文化財に指定された萬代橋の欄干や広場で複数の落書きが見つかった事件では、運転免許合宿で新潟市に滞在していた神奈川県の男2人(当時19)が逮捕されました。2人には落書きを消す費用の全額約270万円が請求されています。 今回の件と共通しているのは、『1つめの落書き』が見つかった数日後に『新たな落書き』が見つかっていることです。 ■東京都市大学 小林茂雄教授 「大きな落書きであればあるほど、次の落書きがされやすくなる。落書きをされると、2つ3つとどんどん増えていく傾向にある。ここは落書きをしたらだめという意思表示を(なるべく早く)消す作業で示すことが大事。」 橋を管理する新潟市は、12月8日以降に落書きを消す予定。 費用は・・・〝税金〟でまかなわれます。 新潟市中央区役所は、橋の点検にも影響が出るとして「落書きは絶対にやめてもらいたい」とコメントしています。

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