神戸市内で給湯器を盗んだとして、兵庫県警捜査3課と長田署などは27日までに、窃盗の疑いで、神戸市長田区の無職の男(31)を逮捕した。県警は昨年3月~今年7月、長田区を中心に起訴済みの6件を含む158件計約2840万円相当の被害を確認したとしている。 起訴状によると、5月28日ごろ、長田区の空き家敷地内で給湯器1台(時価約7万円相当)を盗むなどしたとされる。県警の調べに容疑を認め、「生活費や遊興費に充てた」などと供述していたという。 捜査3課によると、市内で空き家から給湯器が盗まれる被害は、長田区南部の古い家屋が立ち並ぶ地域に集中している。県警は男がこの地域で自転車を使って移動しながら盗みを繰り返していたとみている。給湯器は金属買い取り業者に持ち込み換金していたという。