覚醒剤およそ30キロを福岡空港に密輸したとして、カナダ国籍の女が逮捕されました。 末端価格でおよそ17億4千万円に上るということです。 警察や門司税関によりますと、カナダ国籍の自称大学生兼建築作業員、ナトス・カトリーナ容疑者(31)は6月中旬、大型のスーツケース2個に覚醒剤およそ30キロを16袋に分けて入れた上で航空機に積み込ませ、カナダから台湾を経て福岡空港に密輸した疑いが持たれています。 税関の検査で発覚し、ナトス容疑者は、6月13日に覚せい剤取締法違反で緊急逮捕されています。 覚醒剤は使用回数にしておよそ100万回分といい、福岡空港へ手荷物で持ち込まれた覚醒剤としては過去最高の押収量ということです。 ナトス容疑者は「スーツケース2個は友達から預かった」などと容疑を否認しています。