うその会社パンフレットで株式購入させた疑い 社長を再逮捕

株式を購入させる名目で現金をだまし取ったとして、福岡、長崎両県警は2日、東京都千代田区のAI(人工知能)スマートカメラ開発会社社長、佐藤由太容疑者(41)=東京都港区=を詐欺容疑で再逮捕した。同社はグループ会社を含めて、2019年5月~22年9月、株式販売名目で計約110億円を集めていたとみられる。 再逮捕容疑は21年1月26日~6月21日ごろ、福岡県などの40~70代の男女4人に、同社の上場が間近だったりグループ会社がアメリカのAI企業に買収されることが決定していたりするかのような、うそのパンフレットを見せるなどして株式を購入させ、計1000万円をだまし取ったとしている。福岡県警は佐藤容疑者の認否を明らかにしていない。 同県警によると、株式販売名目で集めたお金が同社の開発事業などに使われた形跡はなく、佐藤容疑者が個人使用目的で高級車フェラーリや約35億円相当の宝飾品を購入していたとみられる。 株式の販売を巡っては、無登録で株式を購入するよう勧誘したとして、再逮捕された佐藤容疑者を含め男女3人が金融商品取引法違反(無登録営業)容疑で11月に逮捕されていた。【金将来】

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