宮城県女川町(おながわちょう)がXの公式アカウントで「クマ出没のお知らせ」として投稿した画像が、実は生成AIで作成されたフェイク画像だったことが判明した。 女川町のXによると、町は11月26日の昼過ぎ、以下のような呼びかけ文とともに、路上にクマの見た目をした黒い物体が写っているカラー写真を投稿した。 「昨日午後7時頃、大原地区(しおかぜ保育所付近)でクマが目撃されました。茂みにひそんでいる可能性もありますので注意してください。なお、クマを誘引するものは屋外に置かないようにし、生ゴミ等は当日の朝に出すようお願いします」 弁護士ドットコムニュースが11月26日午後5時半ごろに確認した時点で、この投稿は9520回リポストされ、446万回以上も表示されていた。 女川町は同日午後5時28分、「クマ出没のお知らせに関する訂正とお詫び」と題して、以下のような文章を投稿。 「本日、女川町内へのクマ出没に関してお知らせしたところですが、外部からの情報をもとに真偽確認を続けた結果、提供された情報(画像)が生成AIによるフェイク画像であったことが判明しました」 そのうえで「不安や混乱を与えてしまったことに対しましてはお詫びを申し上げます。今回の事案が誤情報であったとは言え、クマ出没に関しては引き続き細心の注意を払っていただくことが必要になりますので、住民のみなさまにおかれましては注意を継続していただきますようお願いいたします」と呼びかけた。