土佐清水市の前市長『価格教えた』と弁護士に説明【高知】

官製談合防止法違反などの罪で高知県土佐清水市の前の市長や市議が起訴された事件で、前の市長が、接見した弁護士に対して「議員から最低制限価格を聞かれたので教えたが、ぴったりの金額は言っていない」と話していたことが分かりました。 土佐清水市では、2025年5月におこなったコミュニティ施設の電気設備改修工事の指名競争入札をめぐり、前の市長の程岡 庸被告(66歳)が事前に、入札の最低制限価格を市議会議員の永野裕夫被告(67歳)に教えるなどして、官製談合防止法違反などの罪で逮捕・起訴されています。 高知地検が程岡被告らの認否を明らかにしていない中、12月4日、程岡被告に接見した弁護士が高知放送の取材に応じました。 事件の対象となった工事の入札については、程岡被告から価格を聞いた永野被告が四万十市の会社に伝え、会社が最低制限価格の5912万円を1万円上回る5913万円で落札しています。 弁護士によりますと程岡被告は、「永野議員から最低制限価格を聞かれたので教えたが、ぴったりの金額を伝えたら犯罪になると思っていたので6000万円と伝えた」と説明したということです。 また、程岡被告は、落札した会社について「情報が伝わることは分かっていたが、自分は会社と関わりはない。金銭などの利益は一切受け取っていない」と話しているということです。

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