北海道士別市で自宅に火をつけ夫を殺害した疑いで逮捕された女性について、検察は鑑定留置の結果刑事責任を問えないと判断し不起訴処分としました。 士別市の76歳の女性は3月、自宅に火をつけて当時81歳の夫を急性一酸化中毒で殺害した疑いで逮捕・送検されました。 女性は当時の調べに「一緒に死にたかった」などと供述し、旭川地検は女性に刑事責任能力があるか調べるため鑑定留置していましたが、犯行時点での精神の障害を認め、刑事責任を問えないと判断。 4日付けで女性を不起訴処分とし、入院や通院を決める医療観察の審判を旭川地裁に申し立て、地裁も医療観察法に基づく鑑定入院命令を出しました。