勾留中に入院先から逃走した男を送検 左手首に装着されていた手錠は身柄確保時には“外れた”状態 自力で外したか 病室には置手紙 退院予定日に逃走図る

勾留中に入院先の病院から逃走したとして逮捕された男の身柄が12月7日、検察庁へと送られました。 送検されたのは住居不定・無職の男(54)で、12月5日未明、勾留中にもかかわらず入院していた伊豆の国市の病院から逃走した疑いです。 男はスーパーで食品を盗んだ上、警備員にケガをさせた常習累犯窃盗と傷害の罪で起訴され、富士宮警察署に勾留中されていましたが、11月28日に箸を使って自分の腹を刺したため入院し、この日が退院予定日でした。 男が入院していたのは7階の個室で、病室の窓の鍵を壊したあと、5階の外壁に設置された“ひさし”のような部分を伝って非常階段へと移動して逃走したとみられ、病室には置手紙が残されていたということです。 また、男の左手首には手錠が装着されていましたが、身柄が確保された際には外れていて、男が手錠を所持していました。 男の逃走を受けて、県警総務部の加藤悟 部長は「誠に遺憾であり、逃走現場となった医療機関並びに県民の皆様に多大な迷惑・心配をお掛けしたことを、組織として深くお詫び申し上げします」とした上で「組織として、本事案を起こした原因等をしっかりと確認し、再発防止を徹底し、県民の皆様からの信頼回復に努めてまいります」とのコメントを発表しています。

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