男性宅に侵入し、多額の現金を盗んだとして、警視庁捜査3課は住居侵入と窃盗の疑いで、住所不定、無職の新原孝路容疑者(45)ら男女3人を逮捕した。1人は黙秘し、2人は否認している。 ほかに逮捕したのは、いずれも鹿児島市、職業不詳の松下光生容疑者(67)と、エステ店従業員の千葉愛弥容疑者(34)。新原、松下両容疑者が指示役で、千葉容疑者が現金の回収役だったとみられる。 逮捕容疑は共謀して、4月2日午後5時ごろ、東京都豊島区の50代男性宅にはしごを使い2階の窓を破って侵入し、現金1200万円を盗んだとしている。 捜査3課によると、男性は金融商品を売買するトレーダーで、被害の前日に複数人から預かった現金などを十数個の封筒に分けて自宅に保管していたという。被害当時、男性は外出中だった。 新原容疑者らはリクルーター役の男を介して実行役の20~60代の男3人を集めて窃盗を指示。盗んだ現金は千葉容疑者が回収し、新原容疑者らに渡していたという。捜査3課は、新原容疑者らが男性宅に多額の現金があることを事前に知っていたとみて調べている。