「吹田署の防犯課です」警察官がたりの特殊詐欺、その後フィリピン逃亡か 25歳の男逮捕 相次ぐ『吹田署員』かたる電話に注意

警察官を騙った特殊詐欺でキャッシュカードをだまし取り、現金60万円を引き出したとして、25歳の男が逮捕されました。 詐欺と窃盗の疑いで逮捕されたのは、茨城県笠間市の無職・桜井仁容疑者(25)です。 警察によりますと、桜井容疑者は今年9月、大阪府内の80代の女性からキャッシュカード2枚をだましとり、コンビニのATMで現金60万円を引き出した疑いがもたれています。 事件の直前、女性宅の固定電話には「吹田署防犯課のヒライミナ」を名乗る電話があり、「口座から不正出金されているので、返金を受けるにはキャッシュカードを預かる必要がある」などのウソ連絡が。 女性はキャッシュカードを受け取りに来た桜井容疑者に渡してしまったということです。 警察は防犯カメラのリレー捜査などから桜井容疑者を割り出し行方を捜査。事件翌月にフィリピンに出国していたことが判明しましたが、12月11日に成田空港に帰国したため、身柄を確保し、逮捕したということです。 警察は共犯事件のため認否を明らかにしていませんが、闇バイトによる犯行で背後に指示役がいるとみて捜査を続けています。 吹田署管内は、特殊詐欺の被害件数が大阪府下で最も多く、吹田署員をかたった特殊詐欺とみられる電話が相次いでいるということです。 吹田署に防犯課は存在しません。警察が注意を呼び掛けています。

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