親子喧嘩の仲裁訓練も…警察学校の1日に密着 若き巡査の決意「県民に寄り添い、信頼に応えたい」

大分県警は19日、警察学校での生活や初任科生の活動を広く知ってもらおうと、訓練の様子を公開しました。 現在、県警察学校では高卒者などを対象にした初任科課程の33人が入校しています。10か月間にわたる研修では、法知識の習得や逮捕術など、警察官として必要なスキルを日々磨いています。 朝6時半の起床から始まり、夕方まで約7時間に及ぶ座学と実技。一日は服装と装備品の厳格な点検から始まります。現場に立つ者としての正しい姿勢や心構えは、こうした学校生活の中から身についていきます。 実践的な訓練の一つが、事件やトラブルへの対応です。19日は路上で起きた親子喧嘩を仲裁する想定で行われました。 訓練では当事者を最初に引き離し、現場でそれぞれから詳細な状況の聞き取りが行われました。 (初任科生の濱野翔太巡査)「現場でしか分からない情報をいかに把握するかが重要です」 警察学校の基本は集団生活です。厳しい訓練の一方で昼食時間は仲間と一息つける貴重なひとときです。来年2月、初任科生は警察学校を卒業して各警察署に配属され、警察官としての職務にあたります。 (濱野翔太巡査)「目指しているのは常に県民に寄り添って、信頼に応えることができる警察官になることです」 県警によりますと、今年の採用試験の受験者数は283人で、10年前の4割を切っています。県警は警察の仕事を広く知ってもらうことで志願者の増加を目指しています。

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