広末涼子を略式起訴 罰金払えば年内にも復帰の支障なくなる 看護師への傷害は起訴猶予に

掛川区検は22日、4月に新東名高速道路で大型トレーラーに追突して同乗者の男性を骨折させたとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の罪で、女優の広末涼子(45)を略式起訴した。一方、搬送先の病院で看護師に傷害を負わせたとする傷害容疑については起訴猶予となった。 起訴状によると4月7日午後6時45分ごろ、静岡県掛川市の新東名高速道路で乗用車を運転し、大型トレーラーに追突。同乗していた男性に骨折のケガを負わせたとしている。 広末は事故後に搬送された同県島田市の病院で看護師を複数回蹴ったなどとして、同8日未明、県警に傷害容疑で現行犯逮捕、送検された。検察はその後、処分保留で釈放した。広末は双極性感情障害などを理由に芸能活動を休止している。 通常、略式起訴後は14日以内に裁判所から略式命令が出され、100万円以下の罰金を支払うことになる。元大阪地検検事の亀井正貴弁護士は「罰金を支払えば年内にも終了する」と説明。広末の弁護団も「略式命令が出されたら、速やかに従う予定」とし、仕事復帰への支障は年内にもなくなる。 一方で、静岡地検は略式の理由を「再犯防止に向けた対応などさまざまな事情を考慮した」と説明。亀井氏は「病気の治療をすることや、例えば今後運転させないなど、周囲が環境を整えたことも一つ」とも指摘した。 所属事務所は「拙速な判断を避け、一つ一つ丁寧に対応する」などとコメントを発表。広末が自らの行為に向き合い、心身の状態を整えることを最優先するとした。復帰については触れなかった。

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