福岡市のJR博多駅近くで72歳の男性が包丁で刺された事件で、37歳の息子が殺人未遂の疑いで再逮捕されました。 殺人未遂の疑いで12月27日に再逮捕され、28日に送検されたのは、住所不定・無職の酒井祐基容疑者(37)です。 警察によりますと、酒井容疑者は12月15日、JR博多駅近くの路上に停車していた軽自動車の中で、72歳の父親の首などを包丁で複数回刺し殺害しようとした疑いが持たれます。父親は現在も治療中ですが、意識はあるということです。 事件後、酒井容疑者は現場近くの交番に出頭。その際、血の付いた包丁を持っていたため銃刀法違反の疑いで逮捕されていました。 調べに対し、酒井容疑者は「殺すつもりでお父さんの首を刺してけがを負わせたことに間違いありません」と容疑を認めています。 酒井容疑者は12月5日に入院中の病院から抜け出し、病院から行方不明届が出されていました。事件当日は、酒井容疑者が「迎えに来てほしい」と父親に連絡していたということです。警察は犯行の動機などを詳しく調べています。