令和8年を迎えた。昭和からは101年目……連載では様々な事件を取り上げてきたが、常にキーワードになるのが「昭和と今の違い」。携帯電話が普及し、通信手段も格段に増加、主要な繁華街や住宅街はいたるところに防犯カメラが設置され、警察の初動対応能力も遥かに向上した。しかし、事件の起きた「昭和」の時代はどうだったのか……。今回、取り上げるのは、「毒入りの飲食物を街中に置き、不特定多数の人物の殺害を企てる」という、決して許されない極悪非道の犯罪である。そのキーワードは、これも姿を消しつつある公衆電話と瓶入り飲料だ。(全2回の第1回)