東京都足立区梅島の国道で盗難車が暴走した事故で、警視庁交通捜査課は5日、歩道を走行し6人をはねて死傷させたとして、殺人と殺人未遂、道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、足立区六月の職業不詳、横尾優祐容疑者(37)を再逮捕した。黙秘しているが、これまでの調べに「歩行者が見えたが突っ込んでいった」「歩道で60キロで歩行者に突っ込んだら亡くなることは分かっていた」などと話している。 再逮捕容疑は昨年11月24日午後0時半ごろ、歩道を乗用車で約130メートル走行し、時速約45~64キロで6人をはねて逃走。男性(81)を殺害し、男女5人に重軽傷を負わせたとしている。 交通捜査課によると、横尾容疑者は歩道で信号待ちをしていた歩行者や警備員に次々衝突。死亡した男性は20メートルほど跳ね飛ばされ、死因は頭部に強い衝撃が加わったことによる脳損傷だった。3人が骨盤や両足を骨折するなどの重傷を負った。 同課は、人通りが多く、街路樹などで車道と区分されている歩道を暴走し、横尾容疑者も歩行者がいたことを認めていたことなどから殺意を認定した。 この事故では、横尾容疑者が付近の自動車販売店から盗んだ車を歩道などで約270メートルにわたり暴走させ、男女2人が死亡、12人が重軽傷を負った。横尾容疑者はこれまでに窃盗や自動車運転処罰法違反(危険運転致死)容疑などで逮捕されている。