南米ベネズエラでマドゥロ大統領が米国に拘束され、政情が不安定になる中、ロドリゲス副大統領(56)が急きょ暫定大統領に就任しました。どんな人物なのでしょうか。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「ベネズエラのロドリゲス暫定大統領」について解説します。 Q ロドリゲス氏はどんな生い立ちなの? A ベネズエラの首都カラカスで左派活動家の父のもとに生まれました。ゲリラメンバーとして活動した父は、1976年に米国人実業家の誘拐に関与した疑いで逮捕され、獄中で拷問されて死亡しました。兄は国会議長のホルヘ・ロドリゲス氏です。一家は政権中枢に強い影響力を持つとされます。 Q ロドリゲス氏の政治のキャリアは? A ベネズエラ中央大学で弁護士資格を取得し、反米主義を掲げたチャベス前大統領時代から政治のキャリアを歩み始めました。マドゥロ政権下で石油相と副大統領といった要職を歴任しています。マドゥロ氏が不在となり、ベネズエラ最高裁がロドリゲス氏を暫定大統領とするよう命じ、軍もこれを支持しました。 Q 米国のトランプ大統領にとってはどんな存在なの? A ロドリゲス氏は軍との関係も深く、権力との調整にたけた現実主義者との評価もあります。米国が狙うベネズエラの石油産業の事情に明るく、トランプ氏にとって好都合だとみられた可能性があります。 Q マドゥロ氏拘束に対し、ロドリゲス氏の反応は? A 当初は国営テレビの演説で米国の一連の動きを「野蛮な行為」などと批判しました。トランプ氏が対米協力に応じなければ「大きな代償を払うことになる」と警告すると、米国に対して対話を呼びかけました。トランプ氏は3日の記者会見で、ルビオ米国務長官と協議したロドリゲス氏が米国に協力することに同意したと説明しています。