豪華客船の乗客に対して、いわゆる「白タク」行為をしたとして、フィリピン国籍の男が逮捕・送検されました。 道路運送法違反などの疑いで逮捕・送検されたのは、神戸市に住む、フィリピン国籍で無職のブエラスコ・スティ-ブン容疑者(32)です。 ブエラスコ容疑者は4月、大阪港に豪華クルーズ客船「クイーン・エリザベス」が入港した際、乗船客を相手に、必要な許可を得ないまま、自家用車で客を運送するなどした疑いが持たれています。 警察によりますと、ブエラスコ容疑者は、観光地までの移動手段をネット上で探す乗船客らの書き込みを見つけた知人女性(35)から依頼を受けて、白タク行為をしたとみられます。 ブエラスコ容疑者は、警察の調べに対し、「(知人女性から)オーストラリア人の観光客を京都や奈良まで運送してお金は7万円と言われた」などと容疑を認めています。 警察によりますと、クイーンエリザベスが入港した4月23日に「白タク行為が横行する」という情報があり、24名態勢で取り締まりを実施したところ、ブエラスコ容疑者の白タク行為が発覚したということです。ブエラスコ容疑者は5月、道路運送法違反の罪で起訴されています。