七戸警察署によりますと、去年9月中旬、青森県内に住む60代の女性の自宅固定電話に、NTTドコモの職員を名乗る男から電話があり、 「携帯電話の未納料金がある」 などと言われました。 その後、電話は大阪府警の「田中」と名乗る男に代わり、 「あなた名義の携帯電話や口座が犯罪に使われている」 「口座のお金を調査する必要がある」 「調査のため、口座のお金を送金してほしい」 などと言われました。 女性は男の指示に従い、9月22日から10月25日までの間、17回にわたり、県内の金融機関のATMから、指定されたネット銀行の暗号資産顧客用口座に、現金あわせて1,505万円を振り込みました。 その最中、男から「連絡はLINEで取るように」と指示され、LINEアカウントを登録しました。 すると、通話相手が非表示となるLINEのビデオ通話で、田中を名乗る男から、 「あなたに逮捕状が出ている」 「保釈金を用意しなければ逮捕される」 「指定した住所に保釈金を送ってほしい」 などと言われました。 これを信じた女性は、10月10日と11月2日の2回にわたり、県内のコンビニエンスストアから、関東方面の個人宅宛てに、現金あわせて400万円を入れた小包を、宅配便で発送しました。 しかし、11月下旬以降、男と連絡が取れなくなりました。 その後、県内の金融機関から連絡があり、これまでの取引について聞かれた際に説明したところ、詐欺の可能性を指摘され、被害に気づいたということです。 警察は、警察官がLINEを使って事情聴取を行ったり、逮捕状や警察手帳を提示したり、現金の振り込みや金品を要求することは絶対にないとして、注意を呼びかけています。