不動産売買に伴い預かった現金約512万円を着服したとして和歌山県警岩出署は6日、紀の川市貴志川町長原の弁護士、矢田裕己容疑者(41)を業務上横領容疑で逮捕した。「事実に間違いありません」と容疑を認めているという。 逮捕容疑は2025年11月17日、土地の売買に伴い、買い主から振り込まれた現金を、売り主である大阪府岬町の女性(58)や、その親族に分配せずに払い出して横領したとされる。矢田容疑者は現金を分配する依頼を女性から受けていた。 26年1月5日に矢田容疑者が父親と共に同署に自首し「顧客から預かった金を繰り返し横領した。(金は)株取引に使った」と話したという。他の着服もほのめかしているとし、同署は詳しく調べる方針。 和歌山弁護士会は「(事実なら)弁護士の社会的信用を失墜させる行為」とし、原因究明や再発防止に努めると会長談話を出した。【恒成晃徳】