警察は青森県内に住む60代女性が、大阪府警をかたる男らから現金1900万円以上をだまし取られる被害にあったと発表しました。 警察が特殊詐欺事件として捜査するとともに、警察官をかたる急な電話で金品を要求された場合などは絶対に1人で対応しないよう呼びかけています。 ■最初はNTTドコモを名乗る男からの電話 七戸警察署によりますと、去年9月、青森県内に住む60代女性の自宅固定電話に、NTTドコモ職員を名乗る男から電話があり、 「携帯電話の未納料金がある」 などと言われました。 ■なぜか、警察を名乗る男に電話が代わり…「口座の金を調査する」そして送金指示 そして、大阪府警の田中と名乗る男に電話が代わり、今度は田中から 「あなた名義の携帯電話や口座が犯罪に使われている」 「あなたの口座のお金を調査する必要がある」 「調査のために口座のお金を送金してほしい」などと言われたため、 女性は指示に従い、9月中旬から10月下旬まで17回にわたり、県内金融機関のATMから指定されたネット銀行の暗号資産顧客用口座に、現金計1505万円を振り込みました。 ■その後もLINEのビデオ電話で「逮捕される」「保釈金を送って」 また、その間も田中からLINEで連絡を取るように指示され、女性はLINEアカウントを登録。通話相手が非表示状態のLINEのビデオ通話で、田中と思われる男から 「あなたに逮捕状が出ている」 「保釈金を用意しなければ逮捕される」 「指定した住所に、保釈金を送ってもらいたい」 などと言われたため、今度は10月と11月に2回にわたり、県内コンビニから指示された関東方面の個人住所宛てに、現金400万円を入れた小包を宅配便で発送しました。 ■詐欺と気づいたのは金融機関からの指摘で… しかし11月下旬以降、田中と連絡が取れなくなっていたところに、県内金融機関から連絡があり、これまでの取引について聞かれたため事情を話したところ、詐欺を指摘され被害に気がついたということです。 ■過去最悪14億円以上の被害も…県内で後を絶たない特殊詐欺・SNS型投資詐欺 警察によりますと、県内では、警察官をかたり逮捕状などを示して不安をあおり、資金の調査や逮捕を回避する名目で現金をだまし取る特殊詐欺が多発しています。 青森県警のまとめでは、去年1年間に県内で確認された特殊詐欺・SNS型投資・ ロマンス詐欺をあわせた合計の被害額は14億円以上に上り、過去最悪となっています。 ・特殊詐欺の被害額…6億362万1000円 ・SNS型投資・ロマンス詐欺の被害額…8億5236万7000円